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INA kenichirou
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| 90年代の半ばから、それまでの壁から突き出 るような、あるいは壁にそうように、曲面と時に
は切り落とされたような面を持つ立体的な支持 体の上に描くという作品と平行して、その自分 自身の作品を対象化して平面の上に描くとい う作品を作ってきた。 絵画が「何か」についての表象であるとして も、「何を」対象化するのかという選択は、もの (世界)と私との関係をあらかじめ認識のfield で濾過されるのでもなく、また直接指し示すも のでもない。それらは「どの様に」描くかという 形式や方法のなかで形成されるのだろう。 私自身の作品を再現的に描写する事によっ て、一描がれた私の作品一は壁から遊離し、 そこにはどの様なものが描かれているのかは見 えても、それが何であるかは不明のものとして、 表面のざらつきのなかで浮遊し現れている。 2002年1月21〜2月2日
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